マルターノ　ストーリー｜横浜市江田、あざみ野のイタリアンレストラン

STORY

「うちのピッツァは好きかい？」

夏は毎日快晴、それ以外は全て雨、シアトルはそんな街だ。
イチローもいない、スターバックスもまだ誰も知らない1984年。

「うちのピッツァは好きかい？」
そう言った男は刑事コジャックのテリー・サバラスのようなスキンヘッドで、
しかもその風貌にはおよそ似つかわしくない満面の笑みを浮かべて立っていた。
「俺はエンツォ・マルターノ。この店のオーナーだ。」
男は満面の笑みを浮かべて右手を差し出した。
握り返した男の手はゴツゴツして分厚く大きかった。
そしてエンツォはニヤリと笑うと、「5分だ。」と言った。
「5分でピッツァは死ぬ。」
「その間に食べなきゃ、本物のピッツァを喰ったことにはならない。」

「俺はお前が気に入ったよ。」
そう言われてから約20年の時がが過ぎた・・・・

横浜　2004年4月オープン
あの時シアトルで食べた本物のピッツァの味。
店の名前はピッツェリア・マルターノ。
あのいかついスキンヘッドの男が壁一杯に描かれた店だ。
ピッツァを食べながらエンツォのようにニヤリと笑った。

Access